〜工場のDXを“できるところから始める”具体的ステップ〜
📌 不良の見える化が、現場の改善を加速させた
これまで、不良の発生量や内容は、記録するのも集計するのも手間がかかり、
「なんとなくの感覚」でしか把握できていませんでした。
日報のすみにメモがあったり、ホワイトボードに手書きされていたりと、
情報はあるのに、うまく活用できていなかったのが正直なところです。
✅ AppSheetで入力 → Looker Studioで見える化
今回、まずはAppSheetで不良の発生状況を現場で入力できるようにアプリを作成しました。
- 機械名
- 製品の種類(品番など)
- 不良の種類(汚れ、加工異常など)
- 発生量(g)
- 発生日時
などをスマホやタブレットから簡単に記録できる仕組みです。
入力されたデータは、Googleスプレッドシートを介して自動で蓄積され、
Looker Studioに連携してリアルタイムで集計・可視化されるようになりました。
✅ グラフでわかる、「どの機械で・どれだけの不良が・どんな時に出たか」
Looker Studio上では、以下のような情報が一目でわかるようになっています:
- 不良発生量の推移(日別・週別)
- 機械別の不良発生ランキング
- 製品種類別 × 不良種類別のマトリクス
- 時間帯や班別での傾向
たとえば、
「Bラインで特定の製品を生産しているときに“汚れ”が多発している」
といった改善に直結する傾向が可視化されるようになりました。
✅ 感覚ではなく、数字で動ける現場へ
現場で入力した情報が、次の瞬間にはグラフで可視化されることで、
「とりあえず対処」ではなく、
「原因を絞って、対策を検討する」というアプローチができるようになりました。
また、現場の記録がそのまま報告・分析資料になるため、
- 二重記録や転記作業が不要に
- 会議資料も自動更新
- 管理者と現場で同じ数字を見ながら対策会議が可能
といった、仕事の質そのものが変わる効果が現れています。
✅ 小さな仕組みが、大きな改善につながる
最初は、「不良発生の記録アプリをつくってみよう」から始めた取り組みでしたが、
今では現場の改善活動の中心となる仕組みへと育っています。
これはまさに、AppSheetとLooker Studioを組み合わせたことで生まれた変化です。

