AppSheetを活用して、製造現場で発生する不良を「機械 × 製品 × 不良内容 × 発生量(g)」で簡単に記録・集計できるアプリを作成します。
製菓工場をモデルにしてサンプルアプリを作成してみたいと思います。
私は製菓工場に入ったことすらないので工程が違ったり異なるということはあると思いますがそこは目を瞑ってください。
🏭工場テーマのサンプルデータ
機械コード(4つ)
MC-100A:粉砕機(こな状にする工程)
MC-200B:充填機(グラム単位での詰め作業)
MC-300C:包装機(パッケージング工程)
MC-400D:ラベル貼付機
製品(10種類)
A01:コーンスナック(チーズ味)
A02:コーンスナック(スパイシー味)
A03:ポテトチップ(塩味)
A04:ポテトチップ(のり塩)
A05:玄米せんべい
A06:チョコクランチバー
A07:プロテインバー(チョコ)
A08:プロテインバー(ベリー)
A09:ミックスナッツ(小袋)
A10:シリアルバー(黒ごま)
不良内容(10項目)
焦げすぎ
充填量不足
異物混入
形状不良
割れ・欠け
ラベルずれ
パッケージ破れ
シーリング不良(封が甘い)
賞味期限印字ミス
結露・湿気による品質劣化
不良発生量
単位:g(グラム)
この条件で作成してみたいと思います。
📊Step 1:Googleスプレッドシートでデータを準備
以下の4つのシートを準備します。
※「列名=AppSheetのフィールド名」として読み込まれます。
① 不良記録シート(メイン)


名前はなんでも良いのですが私は毎回考えるのが面倒なのでメインと名前をつけます。基本的にはデータが溜まっていくシートをメインとして、そこのデータを整理したり、LookerStadioに繋げる様にしてます。
② 機械マスタ

AppSheetで入力する際に選択式にするために作成しておきます。AppSheetの中で入力タイプをEnumにして選択式にすることもできますが、私はデータベース用のスプレッドシートを作成してそれと紐づけるようにしてます。こうすれば、データベースを更新すればそれに紐づけられている機械マスタや製品マスタの情報が同時に更新されるので、更新の手間が少なくなります。
同様に
③ 製品マスタ

④ 不良内容マスタ

のシートを作成しておきます。
🔧Step 2:AppSheetに取り込み
- スプレッドシートの拡張機能をクリック
- AppSheetを選択
- アプリを作成をクリック

するとAppSheetの作成画面に移り変わります。
ページ右上の×を押します。
📱Step 3:Appの基本構成を自動生成
AppSheetが自動でテーブル構成を作成します。
次に、入力する際のデータを追加していきます。

データ横のプラスマークをクリックして機械マスタ、製品マスタ、不良内容マスタのデータを追加して、不良発生日のTYPEをDateにしておきます。

するとメインの下に3項目追加されます。
最初に設定を間違えてしまっていたので(製品コード)→(製品ID)に修正しています。
次に機械コード横の鉛筆マークをクリックして
Date Validity Valid If の欄に 機械マスタ[機械コード]
同様に製品IDのValid If の欄に 製品マスタ[製品ID]
不良内容のValid If の欄に 不良内容マスタ[不良内容] と入力します。
これで不良発生日はカレンダーからの選択、機械コードは機械マスタからの選択、製品IDは製品マスタからの選択、不良内容は不良内容マスタからの選択式になります。
最後に製品名は製品IDに連動させたいのでValid If の欄に
SELECT(製品マスタ[製品名],[製品ID]=[_THISROW].[製品ID])

と入力します。先ほど 製品コード → 製品ID に修正しましたがスプレッドシートとAppSheetのなかでの項目が異なっているとうまく連動できないので、うまく連動できない時は項目が間違っていないか確認すると良いかもしれません。

出来上がりはこの様な感じになります。不良発生日は欄の右側のカレンダーマークをクリックして選択でき、機械コードと製品ID、不良内容は右の下向き矢印をクリックするとリストが出る様になります。製品の欄は製品IDに連動したものが出てくるようになっています。
細かい設定は他にも色々ありますが、最低限使えるレベルであれば簡単に作成することができます。
次回以降はこのアプリを使ってある程度データを貯めて、アプリの中である程度見やすく分類したりLooker Stadioと繋いだりしたいと思います。
現場でAppSheetを編集しているノートPC
私が工場の不良記録アプリを作成・編集するときは、もともと
「メモリ8GB/ストレージ256GB」 のノートPCを使っていました。
ただ、現在はこのスペックの新品モデルが少なく、今買うなら16GBメモリが標準です。
そこでこの記事では、私が使っているPCに近い使い心地で、AppSheet+普段の事務作業をストレスなくこなせる 同メーカーの 「メモリ16GB/ストレージ256〜512GBクラス」 のモデルを紹介します。 工場の事務所での設計・運用用PCとして1台あれば十分です。
HP ノートパソコン 14インチ(2025年夏モデル)第13世代 Core i5 / 16GBメモリ / 512GB SSD / 指紋認証付き
- メモリ16GB以上で、AppSheetやブラウザを同時に開いても動作が安定
- ストレージ256GB~あれば、AppSheet用の資料・マニュアルも余裕で保存可能
- 工場内の書類作成・メール・Teams/Meetなど、日常業務もこの1台でカバー
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