【体験談】肺水腫と診断されたときに感じた不安と学んだこと

「犬」「肺水腫」「ケア」

はじめに

「肺水腫です」と医師に告げられたとき、頭の中が真っ白になりました。
それまで大きな病気を抱えているという実感はなく、咳は出ていたものの食欲もあって元気に過ごしていたからです。ところが思いがけない検査で肺水腫が判明し、急きょ入院することに…。その時に感じた不安や焦り、そしてそこから学んだことを、これから同じ経験をされるかもしれない方へ向けて書いておこうと思います。


咳が続いていた日々

最初のきっかけは「咳」でした。年齢を重ねると心臓の音が大きくなることもある、と病院で説明を受けていたので、それほど深刻には考えていませんでした。食欲もあり、普段通りに元気にしていたため「とりあえず咳止めを飲んで様子を見ましょう」という方針で過ごしていました。

ただ、咳の状態は大きく変わらず、改善したとも言えない状況でした。私自身も日中は家を空けることが多く、細かい変化を把握できていなかったこともあります。今思えば、ここで「おかしい」と感じてしっかりと経過を観察すべきだったのかもしれません。


突然のおしっこの異常と病院探し

肺水腫とは直接の関係がなかったのですが、ある日突然「おしっこが出ない」という異変が起こりました。(原因は不明。勝手に治っていました)普段は当たり前のようにできていたことが急にできなくなると、本当に驚きます。

その日はかかりつけの病院が休みで、慌てて別の病院を探しました。初めて行く病院に不安はありましたが、その選択が大きな転機になりました。

診察してくださった先生は「心臓の音が気になる」と言い、レントゲンを勧めてくださいました。正直なところ、「咳もあるし、心臓に何か関係しているのかも」と思いつつも、検査で本当に深刻な病気が見つかるとは想像していませんでした。


レントゲンで判明した肺水腫

レントゲンを撮ってみると、肺に水がたまっていることが明らかになりました。診断は「肺水腫」。咳が長引いていたのは、実は息苦しさのサインだったのです。

そのまま3日間、酸素室での入院が必要とされました。突然の入院に加え、先生から「万が一のこともある」と告げられ、気が気ではありませんでした。まさか咳の裏にこんなに大きな病気が隠れていたとは…。

病院から帰って調べてみると「肺水腫になってから長生きした例は少ない」という情報ばかりが目に入り、ショックを受けました。先の見えない不安に押しつぶされそうな気持ちでした。


入院とその後の治療

幸い、酸素室での3日間を経て無事に退院することができました。退院時には咳も少し治まり、表情にも落ち着きが戻っていました。その姿を見てようやく安堵の気持ちが込み上げました。

退院後は、心臓の薬を2種類と利尿剤を飲む生活が始まりました。薬を飲み始めてすぐに感じたのは、水を飲む量とおしっこの量がとても増えたことです。体に余分な水分がたまらないように排出するための薬なので、利尿剤の効果を実感しました。

最初は「こんなにトイレが増えるのか」と驚きましたが、これは肺や心臓にかかる負担を減らす大切な治療の一部。生活リズムを調整しながら薬と向き合っていくことが必要なのだと感じました。


肺水腫とはどんな病気か

ここで少し、肺水腫についてまとめておきます。

肺水腫とは、肺に水分(体液)がたまり、呼吸が苦しくなる状態を指します。
主な原因は心不全ですが、腎臓疾患や感染症などでも起こることがあります。

代表的な症状

  • 息切れや呼吸困難
  • 咳(特に夜間や横になったときに悪化)
  • 口唇や指先が紫色になるチアノーゼ
  • 倦怠感

治療は原因に応じて異なりますが、酸素投与や利尿剤による水分排出、心臓の負担を減らす薬が用いられることが一般的です。


もしあのとき病院に行っていなかったら…

診断を受けたのは2023年の末。それから現在(2025年9月)まで、薬を飲み続けながら元気に過ごしています。

ただ、振り返ると「もしあのとき別の病院へ行っていなかったら」と考えてゾッとします。あの先生がレントゲンを勧めてくださらなければ、肺水腫を見逃し、命に関わる事態になっていたかもしれません。

また、自分自身がもっと注意深く観察していれば、咳や息苦しさを早めに気づけたのでは…という後悔もあります。けれどその経験があるからこそ、今は「小さな変化を見逃さない」ことの大切さを強く実感しています。


同じ経験をされる方へ伝えたいこと

今回の経験を通して感じたことをまとめます。

  • 咳や呼吸の変化を「年齢のせい」と軽く考えないこと
  • かかりつけ医だけでなく、必要に応じて別の病院にも相談すること
  • インターネットの情報は不安をあおるものも多いので、最終判断は必ず医師に任せること
  • 家族やペットの小さな変化にも気づけるよう、日頃から観察を怠らないこと

病気は突然やってきます。だからこそ、日常の「ちょっとした違和感」を大切にしていくことが予防や早期発見につながるのだと思います。


まとめ

肺水腫と診断されたときは、本当に不安でいっぱいでした。しかし治療とお薬のおかげで今も元気に過ごせています。
大切なのは、些細な変化でも見逃さず、早めに専門家に相談すること。今回の体験が、誰かの気づきや安心につながればうれしいです。

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