製造業でもデジタル化(DX)が進んでおり、現場の効率や安全性を高めるためには、情報の伝え方を見直すことが大切です。これまで紙や口頭で行っていた連絡では、伝達ミスや時間のロスが起こりがちです。そこで、リアルタイムに情報を共有できるツールを導入することで、作業の抜け漏れや危険を減らし、現場全体の動きがスムーズになります。難しい操作は必要なく、現場に合ったシンプルなツールもありますので、まずはできるところから始めるのがポイントです。
- ✅ LINE公式アカウントでできること
- LINE公式アカウントの全体像
- 1. 【現場で使えるDX】LINE公式アカウントの「メッセージ配信機能」って何ができるの?
- 2.【現場で使えるDX】LINE公式アカウントの「チャット機能」ってどんなもの?
- AI応答メッセージってどう違うの?
- 3. 【現場で使えるDX】「LINE VOOM」ってなんだ?工場でも使える情報発信のカタチ
- 4. 【現場で使えるDX】「LINEのプロフィール」って何を書くの?実は工場でも便利なんです!
- ■ プロフィール設定ってなに?
- ■ 工場で使えるプロフィール内容は?
- 🏭 例1:会社・工場の基本情報
- 🕐 例2:時間・スケジュールの共有にも
- 🧰 例3:安全や緊急時の連絡先を明記
- 5. 分析機能
- 💡 活用メリット
- 💰 料金プラン
✅ LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントの全体像
LINE公式アカウントは、主に企業が顧客(友だち登録したユーザー)に対して情報発信やコミュニケーションを行うためのツールです。マーケティングやカスタマーサポートに特化した機能が豊富です。
主な機能は以下の通りです。
1. 【現場で使えるDX】LINE公式アカウントの「メッセージ配信機能」って何ができるの?
一斉配信ってどういうこと?
これは名前の通り、登録してくれている人全員に、まとめて同じメッセージを送る機能です。
📢 たとえば、こんなときに使えます:
- 「明日の朝礼は7時半からです」
- 「構内で落とし物がありました」
- 「熱中症に注意してくださいね」など
送れる内容も、文字だけじゃなく、写真・スタンプ・動画までOK。
なので、たとえば
👷♂️【写真】+「この場所の清掃をお願いします」
というように視覚的に伝えることも可能なんです。
セグメント配信って何?
これはちょっと便利な機能で、全員ではなく“必要な人だけ”にメッセージを送れる機能です。
たとえば:
- 「第2工場の人だけに送る」
- 「東京都内に住んでいる人だけに送る」
- 「以前〇〇のアンケートに答えた人にだけ送る」
というように、属性や行動に応じて送り分けができるんです。
📌 無駄に全員に通知がいかないから、
「自分には関係ないや」と流されず、必要な人にきちんと届くというわけですね。
リッチメッセージってなにが“リッチ”?
これは、画像と文字を組み合わせて、見やすく・伝わりやすくする方法です。
文章だけより、パッと見て「何の話か」がわかるので、忙しい現場の人にも優しい。
たとえばこんな感じ:
🖼️(食堂メニューの写真)+「今週の昼食メニューはこちら」
📷(製品画像)+「出荷前の確認ポイント」
タップ(指で押す)と、別ページに飛ばすこともできるので、マニュアルや掲示板代わりにも使えます。
カードタイプメッセージってなに?
これは、横にスライドできる“一覧表示”スタイルのメッセージです。
イメージとしては「商品カタログ」や「お知らせボード」に近いです。
🃏たとえば:
- 1枚目:朝礼の予定
- 2枚目:構内清掃のお知らせ
- 3枚目:新しい制服の案内 みたいに、いくつかの情報を1つのメッセージにまとめて出せるんです。
👀 スマホ画面上でスーッと指を横に滑らせて、次の項目を確認できるのが便利です。
まとめ:どれも「伝える工夫」がつまった機能
| 機能 | 現場での活用例 |
|---|---|
| 一斉配信 | 全体朝礼・緊急連絡 |
| セグメント配信 | 特定の班・場所への連絡 |
| リッチメッセージ | マニュアルや注意喚起をわかりやすく |
| カードメッセージ | 複数のお知らせを1つにまとめて発信 |
2.【現場で使えるDX】LINE公式アカウントの「チャット機能」ってどんなもの?
1対1チャットってどんな使い方?
これは、ユーザー(=社員やパートさん)と1対1でやりとりができるLINEのチャットのことです。
📩 たとえば:
- 「今月の勤務表、いつ出ますか?」
- 「有給申請のやり方がわかりません…」
こういった質問に対して、担当者がLINEで直接返信することができます。
いつものLINEと同じ操作感なので、スマホ慣れしている人なら誰でも対応しやすいのがポイントです。
✅ ポイント
- 会社の代表アカウントからやりとりするため、個人LINEを使わなくてOK
- 応対履歴が残るので、言った言わないがなくなる
自動応答メッセージってなに?
これは、よくある質問に、あらかじめ設定したメッセージで自動返信する機能です。
たとえば、こんなやりとりが自動でできます👇
👤「有給」
🤖「有給申請のやり方はこちらをご覧ください → リンク」
👤「勤務表」
🤖「勤務表の発行は毎月25日です」
いちいち人が答えなくても、キーワードに合わせて“用意しておいた返事”を自動で送ってくれるんです。
📌 現場ではこんな効果:
- よくある質問(トイレの場所・昼休憩時間など)への対応が省力化
- 忙しい時間帯でも即レスが可能になる
AI応答メッセージってどう違うの?
自動応答は「キーワードに反応して定型文を返す」だけですが、
AI応答メッセージは、少し“頭のいい返事”をしてくれます。
👤「有休ってどうやってとるの?」
🤖「有休申請の手順は…(と、詳しく説明)」
👤「健康診断のときの持ち物は?」
🤖「保険証、筆記用具、問診票をご持参ください」
つまり、キーワードだけでなく“文章の意味”をAIが理解して、それに合った回答を返してくれるんです。
✅ こんな場面で便利:
- 人によって聞き方がバラバラでも、自動で正しく案内できる
- 対応にかかる手間がさらに減る
- 回答の“ばらつき”がなくなって、安心感UP
まとめ:チャット機能は「人に頼らず回る仕組みづくり」
| 機能 | 現場での活用例 | 効果 |
|---|---|---|
| 1対1チャット | 社員からの質問に個別対応 | LINE感覚でやりやすい |
| 自動応答メッセージ | よくある問い合わせへの即レス | 担当者の負担軽減 |
| AI応答メッセージ | 曖昧な質問にも自動対応 | さらに人手が減らせる&正確 |
- クーポン:割引や特典を提供するクーポンを作成・配信し、来店や購入を促進できます。
- ショップカード:ポイントカード機能を提供し、リピーターの獲得や顧客の囲い込みに活用できます。
3. 【現場で使えるDX】「LINE VOOM」ってなんだ?工場でも使える情報発信のカタチ
■ そもそもLINE VOOMってなに?
LINE VOOMは、LINE公式アカウントを使っていると
“フォローしてくれている人”のLINEアプリ上に情報を流せる場所です。
📌 イメージとしては、
「スマホの中の掲示板」や「電子ポスター」みたいな感じ。
内容は、短めの文章だけでなく、
📷 写真や🎥 ショート動画を添えて投稿できます。
■ 工場でどう活かせる?具体例をご紹介!
LINE VOOMを活用すれば、堅苦しくなく、自然な形で大事な情報を伝えることができます。
例えばこんな投稿が考えられます👇
🧼 例1:5S活動の成果を紹介!
📸 写真:「整理整頓後の工具棚」
✏️ 投稿:「製造1班で5Sチェック実施。見やすさと安全性がぐんとUPしました!」
➡️ 投稿を見た他部署も「うちもやらなきゃな」となるかも。
➡️ モチベーションや現場の“見える化”にもつながります。
🎉 例2:社内イベントや表彰の記録
📸 写真:「今月の改善提案・優秀賞メンバー」
✏️ 投稿:「品質向上に貢献した〇〇さん、ありがとうございます!」
➡️ 表彰された人も嬉しいし、他の人のやる気にもつながる。
➡️ 「ちゃんと見てくれてるな」という信頼にも。
☀️ 例3:季節のお知らせ・ちょっとした声かけ
📷 写真:「熱中症対策グッズ」
✏️ 投稿:「冷却スプレー、事務所横に置いてます!ご自由にどうぞ」
➡️ 毎日の朝礼で言うだけじゃ伝わらないことも、
VOOMに残しておけば**“見返せる”情報になる**。
🎥 例4:作業手順や注意点のミニ動画
🎥 動画:「荷積み作業のポイント(30秒)」
✏️ 投稿:「新しい手順に変わったので確認お願いします!」
➡️ 現場の若手やアルバイトさんにとっては、
言葉だけよりも動画のほうが理解しやすい。
➡️ ちょっとした教育・周知にも活用できます。
■ まとめ:VOOMは“見せて伝える”新しい掲示板
4. 【現場で使えるDX】「LINEのプロフィール」って何を書くの?実は工場でも便利なんです!
「プロフィールって、顔写真と一言コメントのこと?」と思われるかもしれませんが、
LINE公式アカウントでは、もっと“業務向け”な内容を載せることができるんです。
■ プロフィール設定ってなに?
LINE公式アカウントには、会社や工場の情報をまとめて表示できるプロフィール画面があります。
ユーザー(=フォローしている社員や関係者)がLINE上でアカウントを開くと、
そこに「場所」「受付時間」「問い合わせ方法」など、必要な情報をすぐ確認できるようになっています。
まさに、スマホ上の“名札+案内板”のようなものです。
■ 工場で使えるプロフィール内容は?
では、実際にどんな情報が書けるか、工場の例で見てみましょう。
🏭 例1:会社・工場の基本情報
✅ 工場名: 〇〇製作所 本社工場
✅ 所在地: ○○県△△市□□町123-4
✅ 電話番号: 000-123-4567
✅ 営業時間: 平日 9:00〜17:30(土日祝休)
✅ 担当部署: 総務部/管理課
✅ アクセス: JR○○駅から車で15分・駐車場あり
➡️ 新入社員や来客、派遣スタッフが見るだけで、
「どこにあるか」「何時に連絡できるか」がすぐにわかる!
🕐 例2:時間・スケジュールの共有にも
✅ お昼休み:12:00〜13:00
✅ 工場内立ち入り受付時間:9:00〜12:00/13:00〜16:00
✅ 営業不在日:第2・第4金曜日午後は社内研修のため応対不可
➡️ 電話や訪問のタイミングにムダがなくなります。
➡️ 連絡のすれ違いや「今行っていいのか?」の不安も減ります。
🧰 例3:安全や緊急時の連絡先を明記
✅ 緊急連絡先:安全衛生担当 080-××××-××××
✅ 夜間の連絡窓口:守衛室(直通)000-111-2222
➡️ 万が一の災害やトラブル時にも、
「どこに電話すればいいか」が一目でわかるという安心感。
■ まとめ:LINEプロフィールは“スマホの案内板”
| 記載内容 | 目的 |
|---|---|
| 所在地・電話番号 | 外部業者・新入社員への案内 |
| 営業時間・休業日 | 連絡のタイミング調整 |
| 緊急連絡先 | 有事の初動を早くする |
| 担当者名・部署名 | 誰に聞けばいいかがわかる |
5. 分析機能
- 友だち数の推移、メッセージの開封率、クリック率、クーポンの利用状況などを分析し、効果的な運用に役立てることができます。
💡 活用メリット
- 高い開封率:LINEは日常的に利用されているため、配信したメッセージの開封率が高く、情報が届きやすいです。
- 双方向コミュニケーション:チャット機能を活用することで、ユーザーとの双方向のやり取りが可能となり、顧客満足度の向上につながります。
- 販促活動の強化:クーポンやショップカード、リッチメッセージなどを活用して、効果的な販促活動を展開できます。
- データに基づく改善:分析機能を通じて、ユーザーの反応を把握し、施策の改善や最適化が可能です。
💰 料金プラン
LINE公式アカウントには、以下の3つの料金プランがあります:
- フリープラン(無料):月間1,000通までメッセージ配信が可能。
- ライトプラン:月額5,000円で、月間15,000通までメッセージ配信が可能。
- スタンダードプラン:月額15,000円で、月間45,000通までメッセージ配信が可能。
※各プランには、無料通数を超えた場合の追加料金が設定されています。
LINE公式アカウントは、顧客とのコミュニケーションを強化し、販促活動を効率的に行うための強力なツールです。業種や規模を問わず、多くの企業や店舗で活用されています。まずは無料プランから始めて、効果を実感してみてはいかがでしょうか。
現在は無料プランで運用していて機能の3、4、5に関しては使用していません。
我が社はそもそもイベントも少なく、連絡があまりないのでメッセージ配信量も事足りています。たまに足りない時は月末と月始に分割してメッセージ配信して対応しています。
⚠️ 注意点
| 課題 | 説明 |
|---|---|
| LINE公式は本来「社外向け」 | 公式LINEは顧客接点を作るためのツールなので、社内用途では機能が限定的(双方向のやり取りは制限あり)。 |
| 個別対応はやや不向き | トークの自動応答やAIチャットはあるが、社内の細かいやり取りには適していない。 |
| 配信数に制限がある | 無料プランでは月1,000通など、規模によっては不足。 |
✅ 社内情報共有に適した代替ツール
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| LINE WORKS | LINEと似たUIで、チャット、掲示板、カレンダー、ファイル共有などを統合。社内利用に最適。 |
| Slack / Microsoft Teams | エンジニアや事務職に人気。リアルタイムな連携、通知、Botなどの拡張性が高い。 |
| Google Workspace + Chat | Googleカレンダー・ドライブと連携しやすい。Gmailユーザーに便利。 |
✅ LINE公式アカウント vs LINE WORKS 比較表(社内利用視点)
| 項目 | LINE公式アカウント | LINE WORKS |
|---|---|---|
| 主な用途 | 顧客とのコミュニケーション(外部向け) | 社内・チーム間のコミュニケーション(内部向け) |
| ユーザー対象 | 顧客・フォロワー | 従業員・業務関係者 |
| メッセージ配信 | 一斉配信・セグメント配信・リッチメッセージ | チャット、掲示板、トークルームで柔軟なやり取り |
| チャット機能 | 自動応答・1:1チャット(条件付き) | 通常のチャット(個人・グループ)可能 |
| 通知の即時性 | 高い(LINEと同様) | 高い(LINEと似たUI) |
| ファイル共有 | 限定的(URLや画像など) | ドライブ機能でファイル管理・共有可能 |
| カレンダー・予定管理 | なし | あり(共有カレンダー・会議予約など) |
| アンケート機能 | あり(配信型) | あり(掲示板やトーク内で集計可) |
| 管理機能 | 最低限(配信数・応答設定など) | 詳細なアクセス権、アカウント管理可能 |
| 主な利用料金 | 無料〜月額数万円(配信通数で変動) | 無料〜1ユーザー月額数百円〜 |

