AppSheetで保全状況がどこでも確認できるようになった話
📌 現場の課題:不具合確認の手間と情報の分散
これまで現場では、各機械の横にあるホワイトボードに不具合や保全内容を書き込んで管理していました。
状況を確認するたびに、作業者や管理者はわざわざ現場を歩き回って、個々のホワイトボードを見に行く必要がありました。
複数ライン・複数設備を担当する管理者にとっては、「いま、どの機械がどんな状態なのか」がすぐに把握しづらい状況が続いていました。
また、ホワイトボードは記録が残りにくいため、過去の履歴や対応状況の追跡にも限界がありました。
📌 AppSheetで保全記録をアプリ化
そこで現場で導入を始めたのがAppSheetを使った保全記録アプリです。
- 不具合が発生したら、その場でスマホ・タブレットから記録
- 未対策/対策中/対策済み のステータスを選択して登録
- 必要に応じて写真やコメントも添付
- 入力と同時にクラウド上のデータが更新され、リアルタイムで全員が最新情報を確認可能
📌 「どこでも確認できる」が実現した
アプリを使い始めて、現場で大きな変化がありました。
これまでは不具合の確認のたびに、各機械の横のホワイトボードまで足を運んで確認していましたが、
今は現場のどこにいてもスマホやタブレットから状況確認が可能になりました。
作業者はライン作業中でも手元で状況がわかり、
管理者も事務所や休憩室などから全体の保全進捗を一目で把握できます。
「わざわざ現場を歩き回る必要がなくなった」「すぐに判断できる」
これだけでも現場の負担は大きく軽減されています。
📌 不良発生時の対応スピードも向上
不良が発生した際も、すぐに保全記録アプリを確認することで、過去の履歴や未対策事項をその場で把握できます。
これにより、初動の判断や対応スピードが大きく向上しました。
以前よりも「原因特定にかかる時間が短くなった」と現場の声も上がっています。
📌 対策漏れゼロへ
従来は口頭や紙でのやり取りも多く、対策が漏れてしまうこともありましたが、
ステータス管理(未対策/対策中/対策済み)により、誰が・どの作業を・どこまで対応したかが常に見える化されました。
結果として「やったつもり」「誰かがやっているだろう」という曖昧さがなくなり、確実な対応管理ができるようになっています。
📌 ブロック別の不良傾向も蓄積
さらに、不良発生時に「どのブロック(部位・工程位置)で発生したか」も記録する仕組みにしたことで、
設備内のどの部分で不良が出やすいかという傾向も自然に蓄積されています。
例として、
- 3番ラインBブロックで材料ズレ不良が集中
- 5番ライン出口ブロックで汚れ不良が頻発
といった傾向が可視化され、重点点検箇所や予防メンテナンスの見直しにもつながっています。
不良の再発防止・未然防止の取り組みがより効果的に進んでいます。
📌 月次報告・管理資料にも活用
アプリには自動集計機能も組み込まれており、
- 未対策の件数
- 対策済みの進捗率
- 過去の傾向グラフ などが自動でまとめられます。
これにより、月例の改善会議や安全会議でもそのまま資料として活用できるようになりました。
📌 「思っていたより簡単だった」という現場の声
アプリ導入時には「操作が難しいのでは?」という不安もありましたが、
実際はこれまで使っていた紙の保全記録票をそのままアプリに置き換えるだけでスタートできました。
現場の作業者も短期間で慣れ、
「紙よりラクで便利」「現場が安心できる仕組み」として定着しています。

